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macOS Mojave対応について 注:本ページは随時更新します。トップページの最終更新日や更新履歴には反映されませんのでご注意下さい。(更新日:2019.10.15)【重要】
以下のチェックは、macOS Mojave Patcherを用いて、本来はサポートされていないマシン(Mac mini mid 2010)で行ったものです。
従いまして、公式な環境とは異なる結果の可能性があります。
もし、以下の状況が公式な環境と異なるようであれば、お手数ですが、お問い合せまたはメールにてお知らせ下さい。
macOS Mojaveを用いて、各ソフトウェアの動作検証を行っています。
上述の環境において、検証の範囲内では、動作しない等の重大な問題は見つかっていません。
個別のソフトウェアの検証結果は、以下の通りとなっています。
動作確認済ソフトウェア
アイコン ソフトウェア名 可否 確認 Ver. 備考 Frimiaire III ○ 1.0b10(64bit/32bit) Frimiaire III Exchanger ○ 1.0b2(64bit/32bit) 欄造 II ○ 1.0b1 vcf2csv2を利用できない場合はこちらを参照して下さい。
(注:本件は、Mojave固有の問題ではありません。)efTnail ○ 3.1.0 efPrint mini ○ 3.1.0 左ペインのディスク/フォルダアイコンの描画不良は3.1.0で対応しま した。 calePrint nano ○ 2.1.0 自在録 ○ 4.0b1 Cocoa版 欄造multiX ○ 1.0a6 csv2tbl ○ 1.0a3(V2)(Sierra2) vcf2csv2 ○ 1.0a3(Sierra2) 京香 ○ 1.1.3 10.8以降ではシステム設定を一部変更する必要があります。
詳細はこちらsendFMP ○ 1.0.2(V2) 10.8以降ではシステム設定を一部変更する必要があります。
詳細はこちらsynthDP ○ 1.0.2(V2) 通常のデスクトップピクチャにのみ対応しています。
ダイナミックデスクトップピクチャには対応していません。
10.8以降ではシステム設定を一部変更する必要があります。
詳細はこちらmirrorPlayerSL ○ 1.0b2(V2) 10.8以降ではシステム設定を一部変更する必要があります。
詳細はこちらfolderBGtext ○ 1.0.2(V2) 10.8以降ではシステム設定を一部変更する必要があります。
詳細はこちら
【公式版での検証時期について】
公式版での検証は、当初2018年11月頃をメドに実施したいと考えていましたが、その後の状況の変化と、非公式環境での検証が可能になったことで、現時点では未定となっています。
【Apple Notary Serviceについて】
macOS Mojaveで導入された「Apple Notary Service」には対応していません。
開発ツールがNotary Serviceに対応していないことによります。現状、Notary Serviceを設定できるのはXcodeからのみのようで、代替手段については調査中です。
対応するメドが立ちましたので、さらに細部を詰めた後、新たにリリースするアプリケーションより順次実施します。(経緯については、以下に記してあります。)
<参考・macOS Mojave Patcherについて>
macOS Mojaveの検証を、未対応のマシン(機種名:Mac mini (Mid 2010)、機種ID:Macmini4,1)で行うにあたり、macOS Mojave Patcherを使わせて頂きました。
macOS Mojave Patcherにつきましては、以下のページをご覧下さい。
macOS Mojave Patcher
とはいえ、導入はすんなりいかなかったので、経緯や気付いたこと等メモしておきます。
- OSのダウンロードはmacOS Mojave Patcherのメニュー(Tools > Download macOS Mojave...)から行う。(App Storeから行おうとしたら、対応機種ではない旨表示されて、できなかった。)
- OSのダウンロードがスリープで中断し、再開できなかった。少なくとも本体のスリープは解除しておく。
- 16GB USBメモリの手持ちがなかったので、16GB MicroSDをUSBアダプタ経由で使ったら、パッチファイルコピー中に入出力エラーとなって止まってしまった。なので、2.5 HDDで試したところ、コピーは完了した。
- OSインストール後の再起動時、何もしなかったらMojaveが起動してしまい、もちろん対応していないので起動できず、電源が切れてしまった。当初説明を読んだ際、自動的に処理してくれるような印象を持ったのだが、ここは自分で再びOptionキーを押してインストーラデバイスを選び、起動後にmacOS Post Installを実行しなければならないようだ。
- OSセットアップ時のアカウント作成中、作成できませんでしたとなり、再入力も戻ることも不可となってしまった。仕方なく本体電源をオフして再投入したところ、セットアップ時に指定したアカウントで起動した。
- macOS Mojave Patcherは独自のアップデートシステムを持っていて、初回起動後にアップデートがかかった。
- (インストール作業完了後の実用段階で)起動すると、途中で一度再起動がかかる。
<参考・Apple Notary Service対応について>
Apple Notary Serviceは、アップル純正の開発ツールであるXcodeでは環境が充実していて、比較的容易に実施できるのですが、サードパーティ製開発ツールではそうもいかず、情報を収集していました。
それが、以下のページにコマンドラインによる手順が載っていることがわかり、実行してみたところ、うまくいくことが確認できました。
参考サイト(1):10.14 Hardened Runtime and App Notarization - Xojo Forum(Travis H氏の投稿)
とはいえ、導入はすんなりいかなかったので、経緯や気付いたこと等メモしておきます。
- 参考サイト(1)で、ユーザが設定する項目は大文字で記されているが、
COMPANYNAME 自分の開発者名(個人の場合は個人名) MYAPP.dmg アプリケーションのアーカイブ名(Zip形式ならzipになる) MYBUNDLEID Xojo>ビルド設定>OS X>Bundle Identifier名(com.mycompany.myapp形式) MYAPPLEID Apple Developerに登録したApple ID(メールアドレス) REQUESTUUID アップロードが正常終了すると返ってくるID(xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx形式) - step 1:Application Loaderで、サインインできなかった。App用パスワードの生成が必要だった。
参考サイト(2):Application Loaderにサインインできない件 - 渋谷ほととぎす通信
check the box to remember the loginは、日本語環境では「サインインしたままにする」をチェックする。- step 4:アップロードは結構時間がかかった。その間は無反応なので、ひたすら待つ。終わると、UUIDが返ってくる。
- step 5:Package Invalidエラー発生。いろいろ疑ったが、codesignのパラメータだった。(--options runtimeが足りなかった。)
参考サイト(3):Customizing the Notarization Workflow | Apple Developer Documentation
エラーの詳細は、返ってきたメッセージ内のLogFileURLに載っているので、それでもチェックできる。- step 6:エラー68発生。10.13ではダメで、10.14使え、とのこと。(ここまでは、常用する10.13.6で実行)
参考サイト(4):Resolving Common Notarization Issues | Apple Developer Documentation(Handle Stapler Issuesの項)
なので、macOS Mojave Patcherを適用した10.14.0で実行。
初回、コマンドラインツールのインストールを要求されたので実施。(Xcodeは時間がかかるのでパスしたが、問題なし?)
なお、step 6の処理には@keychainが含まれていないことでも分かる通り、Application Loader関連の設定は不要。- step 7:source=Notarized Developer IDと表示されるのは10.14からで、10.13ではsource=Developer IDと表示。(初回起動時に表示されるダイアログで「Appleによるチェックで悪質なソフトウェアは検出されませんでした。」と表示されるのも10.14から。)
- Notarizeに成功しても失敗しても、Appleからメールが届く。
追記(2019.10.15)(2020.03.09改訂)
注)以下は実行時の感想であり、間違っている可能性もあります。
- Xcode 11ではApplication Loaderがなくなったため、step 1は実行できなくなった。ただし、このステップはパスワードを毎回入力せずに済ませるためのもので、必須ではない。また、既にキーチェーンに登録済であれば、問題なく機能する。
step 5は、文字通りinfoを取得するためのもので、実行しなくても実害はないが、info中の情報で、Status: in progressならステープルの準備完了、Status Message: Package Approvedなら既に適用済、であることが分かるので、確認しておいた方がよい。
step 5は、文字通りinfoを取得するためのものであるが、これはUUIDが返ってきた時点ではアップロードが完了しただけで、その後審査が始まるので、終わったかどうかを確認するために実行する。(Status: in progress止まりなら処理中なので、暫く置いて再実行、Status Message: Package Approvedが出れば承認済(=ステープル可能)、Status Message: Package Invalidなら、パッケージに不備があるのでやり直し。)step 6は、Error 65が返ってくることがしばしばあるが、繰り返すと通る場合もある。単なるサーバービジー(?)の可能性もあるが、詳細は不明。繰り返して通ったものも、spctl -a -v /Applications/MYAPP.appではsource=Notarized Developer IDになるので、ひとまずよしとしているが、本当にこれでいいのかは不明。
step 6では、step 5がStatus: in progress止まりの場合もError 65が返ってくる。Status Message: Package Approvedになるまで待ってから実行すれば、正常処理する筈。
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