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ソフトウェアの説明
【開発の背景】
最近では、SDカードを利用する廉価なMP3プレーヤーが多く発売され、手軽に購入/利用できるようになりました。
作者も(主にポッドキャスト用に)一つ購入したのですが、これは手動で音楽ファイルをコピーしなければならないため、ちょっと面倒です。
そこで、(音楽ファイルを一括管理している)iTunesのプレイリストに含まれる音楽ファイルをまとめてコピーするAppleScriptを作ろうと思ったのですが、操作性を考えて(と勉強を兼ねて)ウィジェット化してみました。
【機能/特徴】
- 音楽ファイル転送機能
・指定した、iTunesのプレイリストに含まれるMP3形式の音楽ファイルを、MP3音楽プレーヤーに転送します。
・音楽ファイルは「iTunes上でチェックされていて、拡張子がmp3」のみ転送対象とします。
・既存のファイルを削除(サブフォルダを利用する場合のみ)後、プレイリストに含まれるMP3ファイルを転送します。(差分コピーではありません。)
・転送の途中で、プレーヤーの空き容量が転送対象ファイルのサイズを下回った場合は、その時点で処理を中止します。
・ファイル名(曲名ではない)が同一の曲があった場合は、一つだけがコピー対象になります。
- オプション機能
・転送先(プレーヤー)のサブフォルダ指定機能
・デフォルトでは、プレーヤーのルート階層下の「music」という名前のフォルダに転送します。
・サブフォルダの名前は変更できます。
・指定したサブフォルダが存在しない場合は、まず作成してから転送します。
・サブフォルダに転送して再生可能かどうかはプレーヤーに依存します。プレーヤーのマニュアル等で確認して下さい。
・可能であれば(既存データの削除機能を利用するためにも)サブフォルダを使用することを推奨します。
・自動処理モード選択機能
・Dashboardを開くと同時に自動的に転送を開始し、終了後はプレーヤーをイジェクト(アンマウント)します。
・プレイリストやプレーヤーが未設定、プレーヤーが未接続の場合は、メッセージを表示して処理を中止します。
- パラメータ保持機能
・以下のパラメータは内部保持するため、一度設定してしまえば継続して利用できます。
・iTunesのプレイリスト名
・プレーヤー名
・サブフォルダへの転送(の有無)
・サブフォルダ名
・自動処理(の有無)
・本ソフトを終了した場合は全てのパラメータが初期化されます。
【注意事項】
- 転送の実体は、osascript(AppleScript)によるFinderコピーです。また、転送方法の関係もあり、処理時間は「かなり」かかります。高速化については考えていません。
- 音楽ファイルの名前はそのまま使用します。また、転送はプレイリストの順に行いますが、演奏順序は各プレーヤーの仕様に基づきます。(転送順、曲名順等プレーヤー毎に異なる様です。)
- プレイリストおよび転送対象ファイル情報は、iTunesから取得します。そのため、iTunesが起動していない場合は一時的に起動します。(取得完了後は閉じます。)
- プレーヤーのリストアップ時、起動ドライブとネットワークドライブは除外しています。
- サブフォルダを使わずにルート階層にコピーする場合は、プレイリストから削除したファイルを自動的に削除できませんので、手動で削除するか、あらかじめ全ての音楽ファイルを削除しておいて下さい。
- 本ソフトは転送中止処理のため、「/tmp」に「jp_greif_sendfmp」フォルダを一時的に作成/使用します。
更新履歴
【最新版】
v1.0.2
・Mac OS X 10.8 Mountain Lionで導入されたGatekeeper機能に対応した。
【過去のバージョン】
v1.0.1
・Leopardにおいて、裏面のテキスト入力領域が白抜きにならない不具合を修正した。
・パッケージ内に含まれるInfo.plistがinfo.plistとなっていた不具合を修正した。(ディスクフォーマットが大文字小文字を区別する設定ではエラーが発生していました。)
v1.0.0
・プレイリスト/プレーヤーが設定されていない時のメッセージ表示順序を見直した。
・転送中止判定用の一時フォルダの作成を、存在しない場合のみ行うようにした。
・正式版とした。
v1.0b3
・転送を中止する機能を追加した。(転送中はSendボタンがStopに変わりますので、押して下さい。その時転送中のファイルの転送終了後に停止します。)
・転送時、「転送中...」というメッセージが表示されない場合がある不具合を低減した。
v1.0b2
・自動処理モードにおいて、プレーヤーの容量オーバーで転送を停止した場合はプレーヤーがイジェクトされない不具合を修正した。
・転送しようとすると「予期しないエラーが発生しました」というメッセージが出て転送に失敗する場合がある不具合を修正した。
v1.0b1
・ベータ版 新規作成
Q & A / Tips
注:以下の説明は最新版を対象としています。各項目は原則として数字が大きいもの程新しく追加した項目になっています。
Q&A
- プレイリストとプレーヤーの差分のみ処理する機能はないのですか?(2006/01/16)
- 転送開始後に(転送を)中止できないのですか?(2006/01/16)(2006/01/30改訂)
- 転送時、「転送中...」というメッセージが表示される時とされない時があるのですが。(2006/01/16)(2006/01/30改訂)
- 裏面の「GREIF Software」をクリックすると、何が起こるのですか?(2006/01/16)
- MP3以外の音楽ファイルをMP3に変換して転送する機能はないのですか?(2006/01/19)
- 転送後のファイルの並びは指定できないのですか?(2006/01/19)
- プレーヤーを接続していない時は、本ソフトを終了しなければならないのですか?(2006/01/24)
- 自動更新モード時、Dashboardを表示後にプレーヤーを接続するとどうなりますか?(2006/01/24)
- プレイリストのGetボタンを押しても反応がありません。(2007/11/09)
Tips
- iTunesのプレイリストの設定で、お薦めはありますか?(2006/01/16)(2006/01/24追加)
プレイリストとプレーヤーの差分のみ処理する機能はないのですか?
ありません。ただし、ご要望が多ければ検討いたします。
転送開始後に(転送を)中止できないのですか?
1.0b3(以降)で対応しました。
転送時、「転送中...」というメッセージが表示される時とされない時があるのですが。
1.0b3(以降)で改善されました。
裏面の「GREIF Software」をクリックすると、何が起こるのですか?
標準のブラウザを起動して、弊ホームページ(のトップページ)を表示します。それ以外のことは行っていません。もちろん、ユーザ側のデータを送信することは一切行っていません。
MP3以外の音楽ファイルをMP3に変換して転送する機能はないのですか?
ありません。事前にiTunesを使って変換する等して下さい。(詳細はiTunesのヘルプをご覧下さい。)
転送後のファイルの並びを指定する機能はないのですか?
ありません。(プレーヤーの演奏順がファイル名順であれば)転送後にリネーム(例えば先頭に数字を付加)する等して下さい。
プレーヤーを接続していない時は、本ソフトを終了しなければならないのですか?
その必要はありません。設定したパラメータを保持し続けるためにも、常駐させておくことをお薦めします。(プレーヤーが接続されていない状態でDashboardを表示すると、本ソフトはプレーヤーを探しにいきますが、接続されていなければメッセージを表示して動作を停止します。)
自動更新モード時、Dashboardを表示後にプレーヤーを接続するとどうなりますか?
プレーヤーの接続確認はDashboard表示時に一度だけ行います。そのため、後からプレーヤーを接続した場合は自動で転送されません。この場合は以下のいずれかの方法で対処して下さい。
(1) 「Send」ボタンを押す。(この場合もプレーヤーは自動的にイジェクトされます。)
(2) Dashboardを一度閉じて、再度開く。
プレイリストのGetボタンを押しても反応がありません。
その場合は、以下を試して下さい。それでも動作しない場合は、お手数ですがメールにてご連絡下さい。
(1) iTunesをあらかじめ、一度でも起動しておく。(使用許諾ダイアログが表示されない状態にしておく。)
(2) iTunesを最新版にアップデートする。
iTunesのプレイリストの設定で、お薦めはありますか?
例えばスマートプレイリストを、以下のように設定することが考えられます。
プレーヤーの容量より曲の容量の方が大きい場合は、以下のように2個作成します。
(1) 全MP3ファイル表示用(図の上段)
(2) 転送用(図の下段)(注:容量の上限は実際の空容量に合わせて調整して下さい。)
明示的に転送したくないファイルは(1)のスマートプレイリストの方でチェックを外します。あとはiTunesに任せます。
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