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ソフトウェアの説明
【機能/特徴】
- 曲データを再生しながら、ギターの指板を模した画面上に指マークを、ピックガードを模した画面上にピッキングマークを表示します。これにより、指使いの確認ができます。
- 通常の再生の外に、繰り返し/ステップのモードがあります。
- 繰り返しは全曲の他に小節単位でも行えます。テンポも別指定できますので、区切ってじっくり確認することができます。
- ASCII形式のTAB譜を読み込むことができます。また、Power Tab Editor(Windows用ソフト)の書き出すASCII形式データにも対応しています。(読み込みには制限があります。詳細は「制限事項」参照。)
- 指情報と、音符または休符(の長さ)を画面上で変更できます(ステップモード時のみ)。結果はファイルに保存できます。
- 複数同時発音(和音)に対応しています。
- 楽器の音色を指定できます。(8種類)
- テンポを指定できます。
- 指マークの色は変更可能です。
- フレットNo.は22まで対応しています。
- TAB譜を表示することができます。発音中はカーソル(枠)を表示して、現在位置を確認できます。
- スケールの各キーに対応したポジションを表示することができます。(曲の再生とは別のウィンドウが開きます。)
【制限事項】
- 本ソフトは現状、Mac OS X版のみです。
- ギターウィンドウの横幅が930ピクセルあるため、画面の横解像度がそれ以下の場合はウィンドウ全体を表示できません。(縮小表示には対応していません。)
- 6弦のギターのみに対応しています。7弦以上のギターやベースには対応していません。
- チューニングは標準のみ対応しています。変則チューニングには対応していません。
- 発音はアタックを伴う単純なもののみです。タイやスラー等には対応していません。
- 音符は16分音符まで対応しています。
- 本ソフト上で新規にデータを作成することはできません。(新規データはテキストエディタで作成するか、既存のASCII形式TAB譜を用意する必要があります。)
- 本ソフトが保存するファイルは独自形式となります。(TAB譜形式ではありません。)
- Power Tab Editor用ファイルはASCII形式のみに対応しています。バイナリ形式への対応は未定です。
- ASCII形式データ読み込み時のエラーチェックは行っていません。記述に矛盾があるデータを読み込んだ場合の動作は不定(つまり、何が起こるか分からない)です。
- ASCII形式データ対応には、以下の制限があります。
・ファイル名に「.ascii」を含む必要があります。(例:hoge.ascii.txt)
・空白行および先頭1文字目が#の行(コメント行と見なす)は無視します。
・開放弦のコードが記述されていても無視します。(全て標準のチューニングとなります。)
・音符は全て「8分音符」とみなします。また、休符は扱えません。
(音符(長)や休符を指示したい場合は、Power Tab EditorのASCII形式に再編集する必要があります。)
・指名は全て「不明」になります。
・複数同時発音でフレットが2桁と1桁になる場合は、1の位を合わせる必要があります。
・フレットが2桁の場合、桁の途中での改行には対応していません。
○ × |----|
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|-12-|
|--0-|
|----|
|----|
|----|
|----|
|-12-|
|-0--|
|----|
|----|
○ × |---
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|-12
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|-1
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|--
|--
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2-|
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--|
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- Power Tab EditorのASCII形式データ対応には、以下の制限があります。
・ファイル名に「.ascii」と「.ptb」を含む必要があります。(例:hoge.ptb.ascii.txt)
・原則としてPower Tab Editorが書き出したファイルが対象となります。手作業で作成する場合は既存のファイルをベースにする等して、過不足やずれが生じないようにして下さい。
・空白行および先頭1文字目が#の行(コメント行と見なす)は無視します。
・読み込めるのは、音符(長)/弦/フレットだけです。
・開放弦のコードは無視します。(全て標準のチューニングとなります。)
・ギター1本の場合のみ対応しています。複数ギター譜およびベースには対応していません。
- ポジション表示には、以下の制限があります。
・♯、♭系のキーは未実装です。(将来的には追加の予定です。)
・型については様々あるようで、
・ここでは代表的と思われるものを暫定的に採用しました。
・型の名称(1〜9型。また「型」という言い方も含めて)は暫定的なものです。
・1型では、0フレットより左のポジションが現れてしまう場合は折り返してあります。
(型について何かスタンダードなものがあるようでしたら、お知らせいただければ幸いです。)
・ポジションウィンドウの各パラメータ(指マークの色、発音時のテンポ等)は固定です。カスタマイズや保存の機能はありません。
【小節単位の繰り返し対応について】
- ファイル仕様の変更
・バー(小節の区切り線)行を追加しました。
・ASCII(ptb含む)形式TAB譜を読み込んだ場合は、バーは自動的に認識されます。
・従来の書類では、バー情報を持たないため、全体が1つの小節とみなされます。本来の小節単位に分割するためには、以下のいずれかの作業が必要になります。
(1) ソフトウェア上のバー挿入機能を使う。
(2) ファイルをテキストエディタで開き、手作業で追加する。
(3) TAB譜から再作成する。(この場合、指マーク等の情報は失われます。)
- ギターウィンドウの対応
・ギターウィンドウ下部に、TAB譜表示領域を新設しました。
・TAB譜にはバー(小節の区切り記号)が表示され、位置を確認できます。
・そのため、従来の書類にバーを挿入する場合に、位置の確認がやり易くなります。
・発音中は、発音位置をTAB譜上にも表示します。
・曲が長く、TAB譜がウィンドウに収まらない場合は、発音に合わせてスクロール表示します。
(ウィンドウ中央付近から、スクロールが始まります。)
・TAB譜の表現形式は、Power Tab Editorのフォーマットに準拠しています。
- 制限事項
・TAB譜を表示しながら発音すると、テンポの乱れが大きくなる場合があります。
テンポを優先したい場合は、シンプルモード(TAB譜非表示)にして下さい。
・TAB譜は、内部データを再構成して表示しています。これは、ASCII形式データを読み込んだ場合も同様で、読み込んだデータをそのまま表示している訳ではありません。
更新履歴
【最新版】
v1.0d6
・ギターウィンドウにTAB譜を表示する機能を追加した。
・小節単位の繰り返し機能を追加した。
(その関係で、書類のフォーマットを変更しました。旧書類も読み込めますが、小節単位の繰り返しに対応するためには編集が必要になります。詳細は「新規機能について」をご覧下さい。)
・バーの挿入機能を追加した。
・小節単位での繰り返し時、テンポを別に指定できるようにした。
・付属のサンプル譜が更新された場合に、置き換えを促すダイアログを表示するようにした。
・音符の長さを変更すると、保存ボタンが選択不可になる不具合を修正した。
【過去のバージョン】
v1.0d5
・Power Tab Editor ASCII形式ファイルの読み込みについて、以下のとおり対応した。
・テンポを読み込めるようにした。
・3連符に暫定対応した。(当該行内に3連符以外の記号が含まれていると、誤動作する場合があります。その場合は余分な記号を削除する等して下さい。)
・x(記号)に暫定対応した。(ミュートですが、発音なしとしています。)
・ギターウィンドウで、テンポが120以上でも発音できることへの対応が不十分だったので、修正した。(テンポを120(正確には128)以上としてファイルに保存後、読み込んだ場合等に発音できませんでした。)
v1.0d4
・メインウィンドウについて、以下のとおり対応した。
・ファイルアイコン上でコンテキストメニューを表示し、ファイルをテキストエディタで開けるようにした。
・リストの更新ボタンを追加した。
・ギターウィンドウが開いている状態でファイルを開いた場合について、以下のとおり対応した。
・ギターウィンドウが全面に出るようにした。
・ギターウィンドウの現在の位置を保持するようにした。(従来は、初期位置に戻っていました。)
・ギターウィンドウについて、以下のとおり対応した。
・テンポが120以上でも発音できるようにした。
・スライダを手動で移動した場合に、リアルタイムに発音と画面表示するようにした。
(しないようにするオプションもあります。環境設定のギターウィンドウタブで指定します。)
・音色やテンポを変更しても、保存ボタンが有効にならない不具合を修正した。
・メニューからギターウィンドウとポジションウィンドウを閉じられるようにした。(cmd+Wでも可)
・Power Tab Editor ASCII形式データ読み込み時、付点音符を正しく読み込めていなかった不具合を修正した。(付点は1個のみ対応。)
v1.0d3
・スケールの各キーに対応したポジションの表示機能を追加した。
・ギターウィンドウで、指マークの表示位置を微調整した。
・環境設定で、ギターウィンドウが開いていない状態でヒントの有無のチェックを変更するとギターウィンドウが開いてしまう不具合を修正した。
v1.0d2
・ギターウィンドウについて、以下のとおり対応した。
・「戻」ボタンを新設した。(これにより、ステップ再生時に前に戻れるようになりました。)
・スライダバーの右脇に現在のステップを表示するようにした。
・環境設定ダイアログについて、以下のとおり対応した。
・ギターウィンドウタブに、ステップ再生で戻る時、発音とマーク表示をしないオプションを追加した。
・フォルダタブの、パス名欄を読み取り専用とした。
・ファイルメニューを有効にした。
・ASCII形式ファイルの読み込みについて、以下のとおり対応した。
・保存ボタンが有効にならない場合がある不具合を修正した。
・保存後に、ギターウィンドウのタイトルが保存後の名前に変更されない不具合を修正した。
v1.0d1
・試作版 新規作成
注:以下の説明は最新版を対象としています。各項目は原則として数字が大きいもの程新しく追加した項目になっています。
Q & A
- ギターウィンドウの指板画像の差し換えはできないのですか?(2006/12/12)
- ギターの音色があまりそれらしく聞こえないのですが。(2006/12/12)
- 同梱のサンプル譜を増やす予定はないのですか?(2006/12/19)
ギターウィンドウの指板画像の差し換えはできないのですか?
できません。ただし、ご要望が多ければ検討いたします。
ギターの音色があまりそれらしく聞こえないのですが。
音源は変更/カスタマイズできません。発音は観賞用ではなく、確認用とご理解下さい。
同梱のサンプル譜を増やす予定はないのですか?
当面予定はありません。部内の利用者曰く「自分でTAB譜をasciiファイルに起こしたり、(教則DVDの)画面を繰り返し見ながら指名を割り当てていく作業過程の方が実は重要。この段階で殆ど覚えてしまい、再生は確認のために利用することが多い。なので、(作業過程抜きで)出来上がった譜だけ入手しても効果は薄いのではないか?」だそうです。
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